2013-02-27から1日間の記事一覧

【書評】高橋一雄「つまずき克服!数学学習法」 (ちくまプリマー新書)

「小四の算数」が数学嫌いの第一の分岐点というのは同感。 あとの分岐点は著者によると、「中一の数学」「高一の数学」ということだが、これは徐々に抽象度が高くなり難しくなるということからきているという。算数・数学に「なぜつまずいたのか」「なぜ難し…

【書評】倉田百三「出家とその弟子」(新潮文庫)

浄土真宗の祖とされる親鸞と弟子の唯円を中心とした戯曲。 著者の倉田百三(1891~1943)は大正・戦前期に活躍したベストセラー作家だったが、今日の評価はどうだろうか。 内容としては親鸞の子・善鸞や唯円を巡る恋愛・性などが描かれる。 一応、親鸞が出てく…